「よくやった。」「君ならできるよ。」
小学校時代の恩師から頂いた激励の言葉たち。
何気ない一言が今もオレの背中を押してくれる。
障害の進行により歩けなくなる。殻に閉じこもっていたオレが電動車椅子を手にする。
軽やかに風を感じながら初めて銀座の街を走り抜ける。
あのときの車の走る音、自転車の車輪が回る音、人々が交わす会話。
生でしか感じることのできない街が生きている様子。
あの開放的な気分を生涯忘れることはない。
五感を刺激される快感から逃れる術はない。
そして次を求めてしまう。
直接伝えられた想いや心の奥底に常に存在している喜怒哀楽。
その記憶を消し去ることは誰にもできない。
そして再びオレはMr.ChildrenのLiveに足を運んでいる。
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